栄養療法について

漢方治療栄養療法というとどういうイメージをお持ちでしょうか。
「栄養はとっているよ」とか、「自分の体調は悪くないので栄養は問題ないと思う」などいろいろな意見があるでしょう。以前に比べると同じ野菜を食べても栄養価が低くなっていることが報告されており、現在の日本人の多くが栄養不良状態にあるといえます。それが体調不良にいたらない人もいますが、一部の人はビタミンやミネラルの不足により、体の強い痛み、強い倦怠感、不眠、めまい、頭痛、肩こり、皮膚の荒れなどの症状を呈することがあります。関節リウマチや線維筋痛症と診断されている方の体の痛みや倦怠感も、それらの病気からだけでなく、症状の一部は栄養障害により生じている可能性があるのです。いくらリウマチのお薬や強い痛み止めを飲んでも改善しない痛みは、栄養障害により生じている可能性を考えたほうがよいでしょう。当院では、採血によりビタミンやミネラルの不足を推定し、それらの栄養素を補給するような指導を行っています。不足が著しい方は、メディカルサプリメントの紹介をしています。当院では漢方治療も行いますが、漢方とメディカルサプリメントを併用することで、より一層の相乗効果が期待でき、これらは相性がよい組み合わせです。メディカルサプリメントは抗リウマチ薬や痛み止め、他の病院から処方されている内服に悪影響を及ぼすことはほとんどありません。抗リウマチ薬や痛み止めは、上から痛みを強制的に抑えていくイメージですが、メディカルサプリメントは体の治癒・回復力(免疫力)を下から持ち上げて痛みを改善するように働きます。これにより、抗リウマチ薬や痛み止めの減量も期待できます。通常の治療で改善しない痛み、倦怠感、不眠、頭痛、肩こりなどの方は、是非一度自分の栄養状態を見直す機会をもってみませんか。鉄やビタミンなどの栄養素の補給により人の体が回復する力は想像以上に大きいものと考えています。